二十四節気は1年を24の節に分け、節気ごとに命名して気候の変化、推移を知り、社会や生活の中で季節を役立てるものです。

【平成23年9月】今月の展望/9/8-10/8、白露・秋分・丁酉・一白水気

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◆◆「今月の展望」◆◆
 9月8日~10月8日(節月 白露~寒露の前日)
 二十四節気 「白露」はくろ 「秋分」しゅうぶん
 今月の干支 「丁酉」ひのと・とり
 今月の九気 「一白水気」いっぱく・すいき

◆「丁」ひのと・てい 陰の火 灯火 ----------◆
▼丁は、丁壮(ていそう)の意。壮年の男子のこと。草木の姿形が充実した状態を表しています。植物が成長し、一定の大きさに達した状態。釘を模ったもので安定を意味する。
▼性は順。質は他人を引き付けたり、惑わせたりします。灯火は天にあれば星光、月光として情緒の役目をし、地にあれば暖炉や照明の火となります。暗所を照らして明るくしたり、物を焼き尽くしたりします。行動は穏やかに見えて敏捷です。
▼時を得れば洞察力に優れ、指導性を発揮し、他人の目標になります。時を失うと傲慢になり、自己顕示に精力を注ぎ自我心を失い、人の心を傷つけ、人を巻き込んで破壊してしまいます。
▼火力を維持するためには木性が必要です。水多ければ火性は消滅します。強い火は土性をもって穏やかに調整するのがよいでしょう。
▼性格は、おとなしくて陽気ですが、気が短く、どこかせっかちなところがあります。
 
◆「酉」とり・ゆう 陰の金 仲秋 金性の旺地 ◆
■「酉」=しゅう(糸へん+酉)・ちぢむの意。草木の果実が成熟して、取り入れたものを容器に入れた形です。ちぢんでいく様子を表し、発酵して酒となります。また、宝石や華麗の意もあります。
▼酉は陰の金性、季節は秋の中心で「秋門」といい、万物が終わりを告げる所です。官の最高「名誉」を示し、文官の意味があります。
▼内面は直情、外面は貴賓の性格。自分の品位を誇りに思い、他を低く見る傾向があります。実より名を取る生き方をするので「貧」を招きますが「貴」は保たれます。
▼先見性もあり計画的ですが、派手に振舞います。感情を丸出しにしてアクが強い人と、学問を好んで控えめな人とあります。
 
◆「一白水気」 いっぱく すいき ------------◆
『雑気』北・坎・白・黒・冬・夜・暗・穴・写・裏・盲・病・貧・胎。陥る・寝る・眠る・下がる・垂れる・浸る・漬ける・落す・消す・消える・隠れる・足跡・手品・水力・海水・水害・寒冷・沈殿・沈没・流れる・濡れる。洗面・入浴・水泳・潜在・隠匿・行方不明・敗北・没収。引き込む・沈着・立ち消え・湿布・交わり・苦しみ・悩み・泣く・困難・窮地・恐慌・愁眉・落胆・失恋・約束・遺恨・強情・失念・思案・思念・計画・創造・無言・孤独・懐妊・親愛・縁談・秘密・密会・色情・塗る・染まる・縫う・結ぶ・連結など。
『天象』
雨・雪・霜・霧・雲・霞・露・水気・寒冷・冷気・水蒸気・月光・星光など。
『場所』湿地・水田・水源地・温泉地・海水浴場・海中・河川・池・井戸・滝壺・穴の中・深い所・暗い所・寒い所・寂しい所・裏口・裏門・寝室・浴槽・洗面所・天井裏・病院・消防署・水道局・水族館・留置所・土牢・通路・留守・空き家など。
『事物』
心棒・釦(ぼたん)・筆・ペン・インク・墨・ゴム・ペンキ・石油・ガソリン・漆・染料・消火器・クジラ幕(黒白の幕)・位牌・石碑・如雨露・蒸気・日蔭・人影・死人・袈裟・裃・手拭など。
『人事』中年の男性・部下・配偶者・僧侶・著述家・哲学者・書家・魚屋・漁師・塗装業・染色業・裸体・病人・妊婦・スリ・盗人・スパイ・囚人・愛人など。
『生理』
腎臓・鼻孔・耳孔・陰部・膀胱・尿道・尻・生殖器・精液・子宮・卵巣・眼球・涙腺・睡眠など。
『飲食』冷水・飲料水・牛乳・塩・醤油・塩漬物・塩辛・酒・蛋白質・脂肪・魚類など。
『動物』
烏賊・蛸・海月・魚類の卵・おたまじゃくし・蛙・狐・ラッコ・モグラ・豚・鼠・コウモリ・猫・蛍・虫の卵など。
『植物』水仙・福寿草・蘭・蓮華・水草・藻・寒椿・寒梅・藤の花・柳など。
 
◆◆ まとめ ◆◆
◇新しい事柄の誕生◇の季節の始まりの「8月」が終わり、いよいよ9月は「秋の旬」となります。九星では「一白を以って万物の始め」を意味し、物事の始まり、新しい事柄の誕生などの意味も持ちます。  
一白水気の最も代表的な象意は「水」です。一白の定位は「北方」(子・坎)に位置し、寒冷・冬・夜・闇・裏など、陰を司る気です。

◇陰気な動き◇「坎:かん」は穴で、大地が凹んで水が溜まる、水が流れ込んで穴が生じることから、集まる、流れる、陥るなどの象意に関する現象が旺んになります。「裏」という象意も表れ、世の中の動きは陰気で活発となり、根回し、裏取引、地下活動が頻繁に行われるでしょう。

◇金銭上の出入り多くなる◇年盤中宮「七赤金気」の上の「一白水気」で、下から持ち上げられる「金生水」の象意があらわれます。結婚問題やお祝い事が生じて、金銭上の出入りも多くなり、新規事業の資金に関して話題になりそうです。これを開花期と見て行動するか、八方塞がりなので留まるか、忍耐が必要となりましょう。

◇内部告発・部下の不始末・異性関係に注意◇裏目に出れば、秘密の漏洩、内部告発、組織においては秘書や中堅の部下の不始末、個人では食物からの病気、隠したい事柄の浮上、特に、好ましくない異性関係などの発覚にはご注意下さい。
伏せておくべき他人の秘密を公にするような事があれば、逆に自分の秘密が公になったり、芋蔓式に過去の悪事が露見したり、自分で自分の心労を増やしてしまうので言動は慎重に。

◇企業の合併・組織の結びつき◇
小さいものが大きいものに付く」という作用からは、企業間の合併、組織や家族などの結びつきも多くみられ、それらに関わる「心の問題」も問われます。

◇忍耐力・困難でも諦めない◇一白は「愛情」「思慮深さ」「忍耐力」「環境適応能力」を象徴することから、困難にあっても諦めず、さまざまな手段を模索しながら、思いやりをもって事にあたることが求められます。

◇人との交わり・心のふれあい◇
物事は、人との交わりや出会いからスタートしますが、このとき最も大切なことは「心のふれあい」です。また、人さまの目の届かない所での行いにも、清く潔くを心掛けたいものですね。末広がりに発展する要素が無限に秘められている時ですから、しっかり心に留めて行動されて下さい。

◇進行は遅れ気味、実態以上のアピール◇今月、良くも悪くも流行する気は兌宮の「三碧木気」で「定位対冲」します。何かと困難にぶつかり、活動の進行は遅くなり、思考はマイナスに支配され易くなります。物事には声あって形なし...内実の伴わない見せ掛けの事柄、実体以上の大袈裟な宣伝、もっともらしい虚言、ハッタリ、詐欺も多く起こり、実体以上のアピールによる失敗も懸念されますので、落ち着いて物事の本質を見極める努力が必要となるでしょう。
また、本音と建前、真実と虚偽とが入り混じり、各界の言論戦が盛んになって騒がしい月。青年の活躍、若手リーダーの登場は、開放、伝統の破壊など現状に対する反抗も目立つことでしょう。

◇中傷裏切りに注意、用心深く◇どなたも中傷や裏切りに注意し、周囲の忠告を素直に聞き入れて冷静に対処して下さい。騒乱、詐欺、脅迫、論争、騒音、雷雨、雷鳴、地震、火難にご注意を。電気関係者は、用心深さが必要となりましょう。
震宮に巡った「八白土気」は「月破」を伴い、物事は一貫性を欠いて、進行中の事柄の一時停止や計画の変更が起こり、邪魔が入って停滞状態に。内部のほころびが起こり易く、身内や家族、組織や仲間内にヒビが入り、関係が破れるのが特徴で、結論を急げば崩壊します。

◇方針返還よりも現状維持◇後継者問題、家屋不動産問題、環境や方針の変化は破滅へと向かう因となりますので、現状を守り見送って下さい。コロコロと心変わりも起こり易く、契約事も破談になり兼ねません。また、仲間や身内からの援助も期待出来ません。

◇印鑑に関するトラブルに注意◇離宮の「五黄土気」は、古い事柄の再燃、親しい人との別離官庁関係の問題、訴訟問題、名誉問題、重要文書の見落としや印鑑の取扱いミスを生じ易くなります。物事の表面だけを見て判断せず裏を見ること、先見性や透明性も大切です。

◇勘違い起こる/貸借・保証人は厳禁◇
思い違いや勘違いも起こり易いので相手の話を良く聞き、メモを取るなどして再度の確認を怠らないように。金銭の貸借、保証人の依頼などは厳禁。美味しい言葉に誘われて大金を投じたり、ギャンブルに心を奪われませんように。

国家、政治、金融、経済、トップ等の話題は、激しい変動◇坎宮の「六白金気」は「暗剣殺」を伴い、国家、政治、金融、経済、トップ等の話題は、激しい変動が予想されます。政策面での不備や内輪の決裂、投機や投資の失敗、後援者との反目、融資先や銀行との関係の悪変も予想されます。

◇大風呂敷に尾ひれ、聞く側の判断◇何人も大風呂敷を広げ、大袈裟な態度で、尾ひれをつけて語りますので、聞く側の平静な判断と寛容な態度が大切になります。経済的大きな損失、目上の人とのトラブル、過労による病気、手術を要する大病、交差点での事故、追突事故など、事が起これば大きな争いに発展することが懸念されますので慎重にお過ごし下さい。

今月の干支「丁酉」は、別名「日暮れの街灯」。
これをもつ人は繊細な神経と、大胆な度胸の良さが同居する世渡り上手。社会に役立つ人情家で、愛情過多な面もありますが、反対に聡明で頭の回転良く冷酷な面も持ち合わせています。芸能の才があります。教養を積んで大成します。
 

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八木宏之プロフィール
セントラル総合研究所・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所
代表取締役社長

連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきました。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)など多く出版。平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録しました。
著書の紹介はこちらから。

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