2月14日~3月1日「天一天上」です。
■2月14日~「天一天上」です。■
「天一天上:てんいちてんじょう」とは、癸巳~戊申の16日間をいいます。
そのかわり、この期間中は日遊神が地上に降りて家の中に留まります。屋内の汚れた人家には祟りをするといわれていますから、清潔にしておかなければなりません。
天一神は方角神のひとつで、中神(なかがみ)ともいい、地星の霊で荒神です。天と地の間を規則正しく往復し、四方八方を巡り、人の吉凶禍福を司ります。
天一神のいる方角を犯すと祟りがあるとされ、神の滞在する方角を「塞がり」といってこの方角を犯すことを忌み、このことを「物忌み」といいます。その方角に真っ直ぐ向かうことは禁物で、どうしてもその方角に行かなければならない時は「方違え」をします。
「天一神の遊行日」
■乙卯から5日間...卯(東)
■庚申から6日間...巽(南東)
■丙寅から5日間...午(南)
■辛未から6日間...坤(南西)
■丁丑から5日間...酉(西)
■壬午から6日間...乾(北西)
■戊子から5日間...子(北)
■己酉から6日間...艮(北東)
この期間この方角に、天一神が天上から降りてきて下界八方を巡って過ごしますから、この方角を忌み、この方角に向かっての出産、争い事、殺生、弓を射ることなどを忌み嫌うのです。
◇◇◇ 編集後記 ◇◇◇
もうすぐ二十四節気「雨水」です。天一天上は日常ではあまり気にされない歴注です。暦の中には、現代では見過ごされしまう日や、発祥がわからないものが数多くあります。天一天上もその一つかもしれません。
現代のようにPCが発達していなかった頃、商品相場の世界で「天一天上」はよい日として知られていました。携わる人の経験的なデータだと言えます。これを勘というのかもしれません。
寒い日が続いています。読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

「天一神」(てんいちじん)という方角神が天上に行ってしまい、悪さをしない佳日とされ、天一天上の間は天一神の祟りがなく方角の禁忌はなくなるので、どの方角へ出掛けるにも良しとされました。特に縁起を担ぐ相場師に利用されたといわれています。
そのかわり、この期間中は日遊神が地上に降りて家の中に留まります。屋内の汚れた人家には祟りをするといわれていますから、清潔にしておかなければなりません。
天一神は方角神のひとつで、中神(なかがみ)ともいい、地星の霊で荒神です。天と地の間を規則正しく往復し、四方八方を巡り、人の吉凶禍福を司ります。

「天一神の遊行日」
■乙卯から5日間...卯(東)
■庚申から6日間...巽(南東)
■丙寅から5日間...午(南)
■辛未から6日間...坤(南西)
■丁丑から5日間...酉(西)
■壬午から6日間...乾(北西)
■戊子から5日間...子(北)
■己酉から6日間...艮(北東)
この期間この方角に、天一神が天上から降りてきて下界八方を巡って過ごしますから、この方角を忌み、この方角に向かっての出産、争い事、殺生、弓を射ることなどを忌み嫌うのです。

もうすぐ二十四節気「雨水」です。天一天上は日常ではあまり気にされない歴注です。暦の中には、現代では見過ごされしまう日や、発祥がわからないものが数多くあります。天一天上もその一つかもしれません。
現代のようにPCが発達していなかった頃、商品相場の世界で「天一天上」はよい日として知られていました。携わる人の経験的なデータだと言えます。これを勘というのかもしれません。
寒い日が続いています。読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白
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