二十四節気は1年を24の節に分け、節気ごとに命名して気候の変化、推移を知り、社会や生活の中で季節感を役立てるものです。

6月10~6月19日「十方暮れ(じっぽうぐれ)入り」です。

■6月10日~6月19日「十方暮れ入り」です。

190627_20.jpg十方暮れ:じっぽうぐれ・じゅっぽうぐれ」とは、干支を五行に配当したときに「上下互いに尅(こく)する」干支「甲申~癸巳」までの10日間のことをいいます。但し、丙戌と己丑の日は間日(まび)になります。


1日目 甲申=金尅木 
2日目 乙酉=金尅木
3日目 丙戌=火生土(間日) 
4日目 丁亥=水尅火 
5日目 戊子=土尅水 
6日目 己丑=土和土(間日) 
7日目 庚寅=金尅木 
8日目 辛卯=金尅木 
9日目 壬辰=土尅水 
最終日   癸巳=水尅火

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十方暮れの「十方」とは、「天地八方」を指します。
正確には四正(しせい)方位「東西南北」と、四隅(しぐう)方位「南東・南西・北西・北東」の八方位に「天地:てんち」を合わせた十方位のことです。または「十方世界」ともいい私たちが右往左往する現実の世界、すべての方角に無限に存在する世界の全てのことを示します。

そして十方が「四方八方閉ざされた状態」を「十方暮れ」といい、旧暦の解説書には「途方に暮れるの語呂合わせ」と書かれています。または「十方暗」「十方闇」ともいいます。

それにしても、やはり
「とほうくれ」と読みたくなるほど、うまくいかなく「途方に暮れる」期間なのでしょう。十方が暗い(暮)ので、天気が良くない日が続きます。

◇◇◇
十方暮れ心得◇◇◇
190627_22.jpg「十方暮れ」暦の上で発祥は定かではありませんが、五行説では相性の合わない日とされています。この時期、雨が降っても大したことなく、降りそうで降らない曇りがちの(すっきりしない)天気が続きます。

転じて暗雲(問題)が立ち込めているが雨(解決)が降らないという中途半端な状態です。 

なかなか進まないことに業を煮やして、一挙解決に向けて事を起こしても逆効果です。解決どころか反対にこじらせて損失を招く恐れがあります。十方暮れ期間中は、あわてずに「過ぎるを待つ」が最大の解決方法です

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
十方暮れは二十四節気「芒種」「夏至」の頃です。十方暮れの期間は手を尽くし、静かにじっと待つことも、問題解決です。静かにしていれば薄日が指すのがおのずと感じらるものです。

十方に暮れるとは、「人事を尽くして天命を待つ」の考え方を、暦に取り入れたのかもしれません。

皆様、「ないと思うな運と災難」、時節柄お身体ご自愛専一の程
筆者敬白 

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八木雲水プロフィール
セントラル総合研究所・八木宏之
八木雲水
開運占卦気学祐気方位鑑定

「淮南子」(紀元前170年ごろ編纂)を信奉、陰陽家五行説、古神道、納音、暦を観ながら時の政権の為政者、経営者、リーダーの悩みや向かうべき方向を示唆している。 平成6年、畿内にて陰陽道、道教、妙見信仰を教学、「空」の存在を認識し先人の英知を得る。為政者、経営者へ経世在民を指導、信条の「ともに歩む」を基本に、激変する社会環境でこれからの進むべき道しるべを標榜している。

平成21年首相直轄諮問会議「経済政策諮問会議」メンバー、政策立案にも携わり「中小企業金融円滑化法」立案にコメントする。経済書籍、小説など著書15冊以上を出版、42歳で透析患者、55歳で腎臓移手術以来リハビリの成果で健康的な生活が出来るまでに回復した。 令和2年武漢肺炎(新型コロナウイルス)の慢性既往症ある知人が家族にも看取られないまま悲惨な最期を迎えたと知り、一刻も早いコロナ禍の終焉を願っている。

≪宗旨、所属≫臨済宗雲水、町田宗鳳禅師に師事、天河弁財天社たたら講構成員、祐気採りの会斎主

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