二十四節気は1年を24の節に分け、節気ごとに命名して気候の変化、推移を知り、社会や生活の中で季節感を役立てるものです。

4月17日~5月4日「春の土用」です。

■4月17日~「土用」です。■
120404_30.jpg4月17日10時34分「土用の入り」です。
土用は雑節の一つで、太陽が黄経27度、117度、207度、297度にあるときと定義し、四季の変わり目
配されています。

今月は「辰:たつ」の土用月で「春の土用」です。季節の入れ替わりに配されているのが「土用」ですが、毎年4月16、17日~5月4、5日頃が「春の土用」です。
 
土用はあらゆるものを荒廃させ、死滅させる作用を持つとと同時に、新しいものを育む作用を持ちます。
命あるものは、腐敗、死滅して土に帰り、一方、新しい命は土の中に生じています。
すべてに「始まり」があって「旺:さかん」となり、そして終わります。
これが「生・旺・墓」の三合の理です。従って今回の土用は冬が終わる土用なので「冬の土用:冬が墓」だとしている暦もあります。

一年の暦を通して「土用」では、「春の土用」によって「冬が消滅」し、「春の勢いが陰り」、「夏が生成」されます。特に、春の始め「2月」に生じた事柄は、「3月」に壮ん(旺)となり「4月」に終わりを迎え結果が出ます。
今月中に終結しない事柄は、来月「5月」に再スタートし「7月」には結果を出す努力をすべき、ということになります。5月6日「立夏」となって暦の上では夏に入ります。


「時を得る者は昌え、時を失う者は亡ぶ」(時の運をうまく味方につけて追い風に乗る者は栄え、逆に追い風を見逃して向かい風に帆を揚げるようでは、苦難ばかりで、滅んでしまう。)タイミングがいいことを、時の氏神が味方をした。などと言い時を味方につけるとき、実力以上の成功に恵まれるということです。 

土用の期間は「土の気」が盛ん(旺ん)になり「物を変化させる作用が最も働く期間」になります。土を動かすことは勿論ですが、造作、修繕、柱立、礎を置くこと、井戸掘り壁塗りなどよくないとされています。部屋の模様変えや押入れの整理も見送りましょう。

130406_20.jpg【土用心得】
土用の期間に入ると、抱えている問題は解決しないといわれています。土用に入る前に方向性を決め、解決しておく事が得策です。とはいっても、もの事が解決せず土用の期間に入ってしまったら、焦らずに先送りして現状を維持しましょう。

【土用の丑の日】
土用といえば「丑の日」、鰻の蒲焼を思い浮かべますが、この蒲焼が普及したのは江戸時代のこと。江戸時代後期に、あの平賀源内が鰻屋に頼まれて「土用の丑の日に鰻を食べると暑さ負けしない」と宣伝。大いに流行しました。万葉集にも鰻が登場しますが、この頃には単に焼いていたようです。

今回の「土用の丑の日」は4月27日(金)です。「土用の二の丑」はありません。

■「鰻」(うなぎ)の語源は、「胸黄」(むなぎ)から由来。鰻の調理方法は、東京では切腹をイメージするというので腹を切るのを嫌い、背剥きにします。大阪では腹剥きです。また、焼き方も異なっています。

大阪では鰻のことを「う」といいます。そして鰻丼のことを「まむし」といいます。これは、ご飯とご飯の間に鰻を挟んでマブシて食すからで、蛇のマムシに似ているからという理由ではありません。いつしか「マブシ」が「マムシ」に変化したものです。

120328_79.jpg【土用の間日】
春の土用の「間日」は、巳・午・酉の日で、文殊菩薩のはからいで、土公神一族すべてが清涼山に集められ、土用の期間中でもこの日ばかりは土を動かしても祟りがありません。

【土用の明け】
春の土用が明けるのは5月5日「立夏」です。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
今回は春の土用です。土用の期間は、なんとなく上手くいかない期間です。
「運」の良し悪しは、誰にでも当てはまりますが、「運気」は自然界の影響を受けながら巡っていまから、大自然の法則を知って、自然の恩恵を活用しましょう。
暦を詠むことは一部には大自然の叡智を身につけることなのです。
土用の時期は季節の変わり目です。
体調を崩しやすいので、健康管理には十分注意しましょう。
読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 4月17日~5月4日「春の土用」です。

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.kisetsunootayori.com/mt/mt-tb.cgi/980

コメントする

八木宏之プロフィール
セントラル総合研究所・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所
代表取締役社長

連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきました。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)など多く出版。平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録しました。
著書の紹介はこちらから。

2018年4月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30