二十四節気は1年を24の節に分け、節気ごとに命名して気候の変化、推移を知り、社会や生活の中で季節感を役立てるものです。

1月26日「臘日(ろうにち)」です。

■1月26日「臘日(ろうにち)」です。■
120112_18.jpg「臘日:ろうにち・ろうじつ」とは、二十四節気「大寒」に近い辰の日のことを指します。
日本最古の暦「具注暦」にも記載されていた暦注のひとつです。

臘日は、一年の最後の日(旧暦12月)で、大晦日・大晦・大年・大歳とも呼ばれていました。
この日には神事、嫁取りなどは避けるとされています。

「臘」の文字は「繋げる」の意と、「猟」のことです。もともと中国では「臘祭」という祭礼が行われていました。
これは、今年と来年を繋ぎ、先祖の霊に狩をして貢ぎ捧げる祭りでした。

循環暦の記述には~
「夏には嘉平と曰ひ、殷には清祀と曰ひ、周には大錯と曰ひ、秦には初て臘と曰ふ、皆祭の名也、主る者の各其行之盛日を以て祖と為し、終の日を以て臘と為す。
乃至今の臘は辰日を以て臘日に取る。
夫れ季冬は水之終る時也。辰日は土之位也。
乃ち水土を以て本と為る故に大寒に近き辰日を臘として獣を取って先祖を祭り、鬼神に報する也、是の故に季冬を臘月と曰ひ大寒に近き辰日を臘日と云ふ」
とあります。

190117_24.jpg

つまり、「辰:たつ」は、陰陽五行説では「土気:どき」で、冬は同じく「水気:すいき」なので「土剋水:どこくすい」となり、水気を土気で剋する(コントロールする)ために狩をして貢物を奉じて「辰の日を臘日とする」と説いています。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
臘日とは古くからの習慣で現代では忘れ去られた暦です。現代に置き換えれば「肉」を供える日ということになるのでしょう。肉が手に入らない貴重な食料だった時代の名残りです。
便利な社会の中で忘れ去られた暦を振り返ることも余裕のひとつです。
暦の謂れを知ることで、古くからの習慣や生活様式を紐解くなど、私たちの生活にもゆとりを持ちましょう。
筆者敬白

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 1月26日「臘日(ろうにち)」です。

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.kisetsunootayori.com/mt/mt-tb.cgi/615

コメントする

八木雲水プロフィール
セントラル総合研究所・八木宏之
八木雲水
開運占卦気学祐気方位鑑定

「淮南子」(紀元前170年ごろ編纂)を信奉、陰陽家五行説、古神道、納音、暦を観ながら時の政権の為政者、経営者、リーダーの悩みや向かうべき方向を示唆している。 平成6年、畿内にて陰陽道、道教、妙見信仰を教学、「空」の存在を認識し先人の英知を得る。為政者、経営者へ経世在民を指導、信条の「ともに歩む」を基本に、激変する社会環境でこれからの進むべき道しるべを標榜している。

平成21年首相直轄諮問会議「経済政策諮問会議」メンバー、政策立案にも携わり「中小企業金融円滑化法」立案にコメントする。経済書籍、小説など著書15冊以上を出版、42歳で透析患者、55歳で腎臓移手術以来リハビリの成果で健康的な生活が出来るまでに回復した。 令和2年武漢肺炎(新型コロナウイルス)の慢性既往症ある知人が家族にも看取られないまま悲惨な最期を迎えたと知り、一刻も早いコロナ禍の終焉を願っている。

≪宗旨、所属≫臨済宗雲水、町田宗鳳禅師に師事、天河弁財天社たたら講構成員、祐気採りの会斎主

2020年6月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30