二十四節気は1年を24の節に分け、節気ごとに命名して気候の変化、推移を知り、社会や生活の中で季節感を役立てるものです。

1月17日~2月2日「土用(どよう)」三合で「金墓気」です。

■1月17日「土用入り」です。■
200118_20.jpg1月17日01:21「土用の入り」です。土用は、暦の上では「雑節」の一つで、太陽が黄経27度、117度、207度、297度にある時と定義され、四季に配されています。「土用」の期間とは「二十四節気の立春・立夏・立秋・立冬の前18日間」で、1年に4回あります。


今月は「丑の土用月」です。季節は冬から春の季節に入れ替わる期間ですが、暦の上では秋の終了の「秋の土用」で、これから
冬の旺ん」になって冬本番です。


「土用波」「土用の丑の日」「土用干し」など「土用」生活に密着していて、年中行事としての性格が強く表れています。「土用」は、陰陽五行説から発し、全ての物は「木火土金水:もく・か・ど・ごん・すい」の「五気の消長」によって生成すると説かれています。

120112_16.jpg季節ごとに五行を合わせてると、春=木/夏=火/秋=金/冬=水が当てはまり「土」が余ってしまいます。そこで、季節の変わり目の前18日間に「土」を当てはめ、この期間を「土用」としました。

土用の字義は「
土旺用事」といい「土の気が旺んになり事を用うる」の意。「用」は「はたらき」ということで、土気の最も活発になる期間ということになります。土は物を腐敗させ、姿形を変え滅する作用を司ります。

土用に入る初めの日を「
土用入り」、土用が終わる日を「土用明け」といいます。土用入りに水浴したり、期間中に「土用干し」といって衣類の虫干しをしたりします。


土用の期間中は「土公神:どくじん」なる神様が支配し、この期間は土を犯してはいけないとされました。
土を動かすこと、造作、かまどの修理、柱立、礎を置くこと、特に井戸掘り、壁塗りなど一切してはいけないとされました。
葬儀などがあっても、延期されていた程です。
ところが、土用の期間中は、一切土を動かすことが出来ないとなれば、とても不便です。

そこで、土用にも「間日:まび」を設けました。
この日は文殊菩薩のはからいで、土公神一族すべてが清涼山に集められるので、土を動かしても祟りがないということにしたのです。

130114_20.jpg◆土用に入ると、抱えている諸問題の解決は難しいとされてています。
土用に入る前に方向性を決める、または解決する事が得策!そして、土用に入ってしまったら決着、解決は先送り、先延ばし、熟慮して正解です。
また、土用の期間中は部屋の模様変え、押入れの整理も見送りましょう。


◇「土用の丑」◇
土用といえば「丑の日」、鰻の蒲焼を思い浮かべますが、この蒲焼が普及したのは江戸時代のこと。江戸時代後期に医者の「平賀源内:ひらがげんない」が知人の鰻屋に頼まれて「土用の丑の日に鰻を食べると暑さ負けしない」と宣伝。
これが大いに流行しました。古く、万葉集にも鰻が登場しますが、この頃はただ単に焼いて食べていました。

鰻:うなぎ」の語源は「胸黄:むなぎ」から由来します。江戸では切腹をイメージするというので腹を切るのを嫌い背剥きに。大阪では腹剥きです。また、焼き方も異なっています。

大阪では鰻のことをといいます。そして鰻丼のことを「まむし」といいます。これは、ご飯とご飯の間に鰻を挟んで「マブシ」て食すからで、蛇のマムシに似ているからという理由ではありません。いつしか「マブシ」が「マムシ」に変化したのです。

この時期でも土用の丑の日には何といっても鰻です。
今回の「土用の丑の日」は1月29日(金)、「二の丑
はありません。
◆時節柄、体調を崩しやすいので、健康管理には十分注意しましょう。
土用が明けるのは2月3日「立春」です。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆ 
120112_14.jpg土用の期間に入ると、抱えている問題は解決しないといわれています。土用に入る前に方向性を決め、解決しておく事が得策です。とは言っても、もの事が解決せず土用の期間に入ってしまったら、解決を焦らずに先送りして現状を維持しましょう。 

昨年正月から土用期間中、寒気団がに日本列島を覆っていました。日本海側では豪雪で高速道路や国道でトラックが動けなくなったり、JRの普通電車が行きの吹き溜まりで動けなくなるなど、豪雪による被害が報道されました。
今年は昨年とは全く反対でスキー場に雪がなく、全国的に暖冬です。この気候変動は何を意味しているのでしょう。自然の声に耳を傾けることも暦のあり方かもしれません。

体調を崩しやすい時期です。
インフルエンザ、
予防はマスクに帰宅したら手洗いにウガイです。くれぐれもお風邪などお召しにならないようにお気をつけ下さい。
読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

◆◆ 土用の作用と三合の理 ◆◆==============◆ 
季節の入れ替わりにに配置されるのが「土用」です。
土用は年に4回あります。春の土用・夏の土用・秋の土用・冬の土用の4回で、木気・火気・金気・水気の「墓気」に当たるところが「土用」です。この期間は各季節の替えによって18日と6時間が「土用の期間」です。
期間中は中央に位置する「五黄土気」と連なることで万物を腐らせる作用があります。

土用はあらゆるものを荒廃させ、腐らせ、死滅させる作用を持つとと同時に、新しいものを育む作用を持ちます。命あるものは、腐敗、死滅して土に帰り、一方、新しい命は土の中より生じています。
すべてに始めがあって「壮ん:さかん」となり、そして終わります。これが「生・旺・墓」の三合の理ですが、土用の期間中の月は「墓」にあたりますので、今月は物事が終結し、完了したり結果が出る月といえます。

◆「三合の理」を「土用」に当てはめると
   春の土用 木墓気、11月亥に生、翌3月卯に旺、7月未に墓
   夏の土用 火墓気、2月寅に生、6月午に旺、10月戌に墓
   秋の土用 金墓気、5月巳に生、9月酉に旺、翌1月丑に墓
   冬の土用 水墓気、8月申に生、12月子に旺、翌4月辰に墓

となります。これを「生・旺・墓の三合の理」に当てはめると・・・・
◇(春:東)前年「亥:11月」に生じた事柄は「卯:翌3月」に壮(旺)かんになり、「未:7月」に墓を迎え「春の土用」になり結果が出ます。(木局三合)
◇(夏:南)「寅:2月」に生じた事柄は、「午:6月」に壮(旺)んとなり「戌:10月」に墓を迎え「夏の土用」となり結果が出ます。(火局三合)
◇(秋:西)「巳:5月」に生じた事柄は「酉:9月」に壮(旺)んとなり「寅:翌1月」墓を迎え「秋の土用」となり結果が出ます。(金局三合)
◇(冬:北)「申:8月」に生じた事柄は「子:12月」に壮(旺)んとなり「辰:翌4月」墓を迎え「冬の土用」となり結果が出ます。(水局三合)

今月中に終結しない事柄でも、土用明けの来月には一定の終了を迎え、新しい息吹になっていきます。


 

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八木雲水プロフィール
セントラル総合研究所・八木宏之
八木雲水
開運占卦気学祐気方位鑑定

「淮南子」(紀元前170年ごろ編纂)を信奉、陰陽家五行説、古神道、納音、暦を観ながら時の政権の為政者、経営者、リーダーの悩みや向かうべき方向を示唆している。 平成6年、畿内にて陰陽道、道教、妙見信仰を教学、「空」の存在を認識し先人の英知を得る。為政者、経営者へ経世在民を指導、信条の「ともに歩む」を基本に、激変する社会環境でこれからの進むべき道しるべを標榜している。

平成21年首相直轄諮問会議「経済政策諮問会議」メンバー、政策立案にも携わり「中小企業金融円滑化法」立案にコメントする。経済書籍、小説など著書15冊以上を出版、42歳で透析患者、55歳で腎臓移手術以来リハビリの成果で健康的な生活が出来るまでに回復した。 令和2年武漢肺炎(新型コロナウイルス)の慢性既往症ある知人が家族にも看取られないまま悲惨な最期を迎えたと知り、一刻も早いコロナ禍の終焉を願っている。

≪宗旨、所属≫臨済宗雲水、町田宗鳳禅師に師事、天河弁財天社たたら講構成員、祐気採りの会斎主

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