二十四節気は1年を24の節に分け、節気ごとに命名して気候の変化、推移を知り、社会や生活の中で季節感を役立てるものです。

◆二十四節気◆令和2年9月7日「白露(はくろ)」です。◆

◆二十四節気◆令和2年9月7日「白露(はくろ)」です。◆

190917_20.jpg

9月7日13時08分「白露」です。旧暦8月、酉(とり)の月の正節で、天文学的には太陽が黄経165度の点を通過するときをいいます。新暦9月7日か8日頃。「秋分」前の15日目にあたります。

白露とは「しらつゆ」の意です。
二十四節気による四季の区分では、秋の中旬「仲秋:ちゅうしゅう」にあたります。暦便覧には「陰気やうやく重りて、露こごりて白色となれば也」とあります。

陰陽五行説によると、「秋」は金の五時で方位は西、色は白です。 白露の時期とは、秋雨の時期を表わす「露」と五行説での秋色の「白」で白露です。また白は無色なので秋の風を特に「色無き風・金風」と呼びます。

100901_5.jpg秋気も本格的になりはじめ、大気が冷えて野草にしらつゆが宿り、秋を感じさせます。鶺鴒(せきれい)が鳴き始め、燕(つばめ)が去って行きます。

≪鶺鴒≫
セキレイ=セキレイ科。羽色が鮮やかで、嘴が長い鳥。キセキレイ、セグロセキレイ、ハクセキレイの三種。全長20cm前後の半分は尾。スズメよりやや大きく、ムクドリよりやや小さめで細身です。
 
体は黒白、又は黄と黒色で、尾羽を上下に振りながら歩くのが特徴。山地の川・海岸・水田などの水辺に住み、昆虫などを捕食します。

≪燕≫
ツバメ=スズメ目ツバメ科。全長約17cm。背が黒く、赤いノドと額を持つ。飛行する昆虫を空中で捕食します。日本には3月下旬~4月上旬に飛来。繁殖期には「チュビチュビチュビチュルルルル」というさえずり声で鳴きます。

民家の軒先など人が住む賑やかな環境に、泥と枯草で巣を作ります。これは、天敵であるカラスやスズメが近寄りにくいからだそう。穀物を食べず、水稲栽培で発生する害虫を主食とするため、益鳥として古くから大切に扱われてきました。ツバメを殺したり、巣や雛に悪戯をする事を慣習的に禁じていました。


帰巣性があり、前年と同じ巣に帰り、修繕して利用したり、巣が無い場合はその付近の別の個体の巣や前年営巣した付近に巣を作ります。順調にいけば2回の子育てをし、9月~10月にかけて東南アジアに渡ります。

190911_21.jpg

◆◆ 七十二侯 ◆◆
◆初候「草露白」(そうろ しろし):草に降りた露が白く光る。
 ◇草に降りた露が白く光って見える時節。
◆次候「鶺鴒鳴」(せきれい なく):鶺鴒が鳴き始める。
 ◇小川や沼などの水辺で鶺鴒が鳴き始める時節。
◆末候「玄鳥去」(げんちょう さる):燕が南へ帰って行く。
 ◇つばめが南へ帰っていく時節。玄鳥(げんちょう)=つばめの異称。乙鳥(いつちょう)。また、鶴の異称。
 
◆◆ 9月の花 ◆◆
◇彼岸花(ひがんばな)曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
彼岸花科。学名:Lycoris(リコリス)。ギリシャ神話の海の女神の名前「Lycoris」のこと。 原産地中国 
開花時期は9月15~末日頃。秋の彼岸の頃に、突然茎が伸びてきて、鮮やかな色の花を咲かせ、数日で花が終わって茎だけなります。
 
花のあと葉が伸びてきますが、冬と春を越して夏近くなると消えてしまいます。ですから花と葉を同時に見ることは出来ません。葉のあるときには花はなく、花のときには葉がないことから、韓国では「サンチョ(相思華)」と呼ばれます。「花は葉を思い、葉は花を思う」の意。
 
別名の曼珠沙華は「天上の花」の意。目出度い事が起こる兆しに、赤い花が天から降るという経典に由来。
花言葉は「情熱」「悲しい思い出」「独立」「再会」「あきらめ」など。

◇金木犀(きんもくせい)(Fragrant olive)
着犀(もくせい)科。学名:オスマンサス。語源は、ギリシャ語の「osme(香り)+ anthos(花)」原産地は中国南部。
 
開花時期9月下旬~10月10日頃。花が咲いている間、強い香りを放ち、春の沈丁花(じんちょうげ)、夏の梔子(くちなし)に並びます。開花のあと、風雨があるとあっけなく散ってしまいます。
 
中国名「丹桂」。丹=橙色、桂=モクセイ類のこと。日本には江戸時代初期に渡来。静岡県の県の木になっています。
花言葉は「謙遜」「真実」「陶酔」「初恋」など。
 
◇水引(みずひき:写真右)
120817_28.jpg蓼(たで)科。学名:Polygonum filiforme 語源はギリシャ語の「polys(多い)+ gonu(節)」から。茎の節が膨らんで関節のように見えることに由来。

開花時期は8月5日頃~10中旬。上から見ると赤く見え、下から見ると白く見える花を、紅白の水引に見立てたもの。日陰に生えます。葉は時折変わった斑が入ったもの(ふいり)が見られます。
「水引草」(みずひきそう)。
花言葉は「感謝の気持ち」など。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
「白露」から9月節です。この時期台風が多く、暦の上で「
八朔:はっさく」「二百十日」「二百二十日」などは、風雨の被害で収穫が影響が出ないようにと、暦にて用心を促しています。
暑い夏の年には台風の上陸が多く、今年はお盆時期の台風ように一般的な進路とは違う動きをする台風などが発生し、雨台風、線状降水帯など雨による多い年になりそうです。
夏バテの出る時期で二日灸もこの頃です。体調管理には充分気を配りましょう。
繰り返し読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: ◆二十四節気◆令和2年9月7日「白露(はくろ)」です。◆

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.kisetsunootayori.com/mt/mt-tb.cgi/853

コメントする

八木雲水プロフィール
セントラル総合研究所・八木宏之
八木雲水
開運占卦気学祐気方位鑑定

「淮南子」(紀元前170年ごろ編纂)を信奉、陰陽家五行説、古神道、納音、暦を観ながら時の政権の為政者、経営者、リーダーの悩みや向かうべき方向を示唆している。 平成6年、畿内にて陰陽道、道教、妙見信仰を教学、「空」の存在を認識し先人の英知を得る。為政者、経営者へ経世在民を指導、信条の「ともに歩む」を基本に、激変する社会環境でこれからの進むべき道しるべを標榜している。

平成21年首相直轄諮問会議「経済政策諮問会議」メンバー、政策立案にも携わり「中小企業金融円滑化法」立案にコメントする。経済書籍、小説など著書15冊以上を出版、42歳で透析患者、55歳で腎臓移手術以来リハビリの成果で健康的な生活が出来るまでに回復した。 令和2年武漢肺炎(新型コロナウイルス)の慢性既往症ある知人が家族にも看取られないまま悲惨な最期を迎えたと知り、一刻も早いコロナ禍の終焉を願っている。

≪宗旨、所属≫臨済宗雲水、町田宗鳳禅師に師事、天河弁財天社たたら講構成員、祐気採りの会斎主

2020年9月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30