二十四節気は1年を24の節に分け、節気ごとに命名して気候の変化、推移を知り、社会や生活の中で季節感を役立てるものです。

5月27日「小田原、最乗寺道了尊大祭」です。

■5月27日「小田原、道了尊大祭」です。■

kt13_14.jpg曹洞宗大雄山「最乗寺:さいじょうじ」の本尊は、「釈迦牟尼仏:しゃかむにぶつ」。脇侍仏として、文殊菩薩普賢菩薩を奉安します。開創以来6百年の歴史を持つ関東の霊場として知られます。

開山の「了庵慧明禅師:りょうあんえみょうぜんじ」※2は、相模国大住郡糟谷の庄(現在の伊勢原市)に生まれました。地頭の職にあった了庵は、戦国乱世の虚しさを感じ、鎌倉の不聞禅師に就て出家。能登總持寺、永沢寺、近江總寧寺、越前龍泉寺、能登妙高庵寺など通幻禅師の後席すべてに住持し、大本山總持寺に輪往。50才半ばで相模国に帰り、曽我の里に「竺土庵」を結びます。

ある日、一羽の大鷲が禅師の袈裟を掴んで足柄の山中に飛び、大松の枝に掛けるという奇端を現じました。この啓示によって山中に大寺を建立し、應永元年(1394)啓示を受けた足柄の山中に大寺を建て、大雄山と号しました。

120507_22.jpg大雄山最乗寺の守護「道了大薩埵:どうりょうだいさった」※1は、大和金峰山、奈良大峰山、熊野三山に修行した行者で、相模房道了尊者として知られます。大雄山開山の折り了庵禅師のもとに参じて土木の業に従事。約1年で大事業を完遂し、その力量は500人分にあたるとか。  

了庵禅師は「十一面観世音菩薩の化身」であるとされ篤く信仰されています。祈祷会や禅学会などの他、正月・5月・9月には大祭が行なわれます。

※1/道了大薩埵曹洞宗の僧「了庵慧明」が最乗寺を開創すると、慧明の弟子であった道了はその怪力により寺の創建に助け、師の没後からは寺門守護と衆生救済を誓って天狗となったと伝えられる。その後、最乗寺の守護神として祀られることになった。

※2/了庵慧明禅師曹洞宗の僧で了庵派、俗姓は藤原氏。臨済宗に学び曹洞宗に改宗。通幻のあとを嗣いで総持寺、永沢寺などの住職となり、応永1(1394)年箱根明神岳の東麓に大雄山最乗寺を開く。

大雄山最乗寺
120507_23.jpg◇神奈川県南足柄市大雄町1157
◇伊豆箱根鉄道大雄山線「大雄山駅」バス10分
◇東名高速道路「大井松田IC」20分
道了尊HP
http://www.daiyuuzan.or.jp/history/index.html
公式HP
http://www.daiyuuzan.or.jp/index.html

◇◇◇◇編集後記◇◇◇◇
天狗信仰のある大雄山最乗寺で、寺門守護になって天狗になった道了の大祭です。
正月・五月・九月は大祭の月にあり、27・28日の両日には、多くの方々が参拝に訪れます。今回の5月大祭では、古則にのっとった御点前を頂く「禅院茶礼:ぜんいんされい」が行われます。
もうすぐ梅雨、季節の変わり目です。時節柄お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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八木雲水プロフィール
セントラル総合研究所・八木宏之
八木雲水
開運占卦気学祐気方位鑑定

「淮南子」(紀元前170年ごろ編纂)を信奉、陰陽家五行説、古神道、納音、暦を観ながら時の政権の為政者、経営者、リーダーの悩みや向かうべき方向を示唆している。 平成6年、畿内にて陰陽道、道教、妙見信仰を教学、「空」の存在を認識し先人の英知を得る。為政者、経営者へ経世在民を指導、信条の「ともに歩む」を基本に、激変する社会環境でこれからの進むべき道しるべを標榜している。

平成21年首相直轄諮問会議「経済政策諮問会議」メンバー、政策立案にも携わり「中小企業金融円滑化法」立案にコメントする。経済書籍、小説など著書15冊以上を出版、42歳で透析患者、55歳で腎臓移手術以来リハビリの成果で健康的な生活が出来るまでに回復した。 令和2年武漢肺炎(新型コロナウイルス)の慢性既往症ある知人が家族にも看取られないまま悲惨な最期を迎えたと知り、一刻も早いコロナ禍の終焉を願っている。

≪宗旨、所属≫臨済宗雲水、町田宗鳳禅師に師事、天河弁財天社たたら講構成員、祐気採りの会斎主

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