二十四節気は1年を24の節に分け、節気ごとに命名して気候の変化、推移を知り、社会や生活の中で季節感を役立てるものです。

5月14日中将姫伝説の「奈良、当麻寺 練供養」です。

■5月14日「奈良、当麻寺練供養」です。■
120430_46.jpg当麻寺・當麻寺:たいまでら」は、奈良県葛城市にある飛鳥時代創建の寺院で、寺号は禅林寺、山号は二上山。創建時の本尊は「弥勒仏」、現在の本尊は、「当麻曼荼羅:たいままんだら」。
 
西方極楽浄土の様子を表わした「当麻曼荼羅」の信仰と、曼荼羅にまつわる「中将姫伝説」で知られる古寺で、宗派は「高野山真言宗中将姫伝説」と「浄土宗」の並立となっています。
 
新西国三十三箇所11番、関西花の寺二十五霊場21番(西南院)、仏塔古寺十八尊第8番(西南院)、大和十三仏霊場6番(中之坊)、大和七福八宝めぐり(中之坊)、法然上人二十五霊跡第9番(奥院)。
 
開基は、聖徳太子の異母弟・麻呂古王とされますが、草創については明らかではありません。毎年5月14日に行われる「練供養会式:ねりくようえしき」の行事は、当麻曼荼羅と中将姫に関わるものです。
 
120430_47.jpg日本で初めて極楽浄土の思想を説き「往生要集」を書いた「源信(恵心僧都)」は、天台宗僧侶で、大和国葛城郡當麻郷の出身と伝わります。阿弥陀如来を念じ、生きながら接 したいと願い、横川の華台院で阿弥陀仏迎接会を始めましたが、これが「二十五菩薩練供養」※の始まりと言われています。
 
當麻寺の練供養は、源信・寛印によって寛弘2年(1005)に始められました。中将姫がこの當麻寺で現身のまま往生されたという伝承を再現して演じるのがこの練供養です。本堂(曼荼羅堂)から娑婆堂に架けれた100m程の来迎橋を、僧が娑婆堂に赴き、中将姫の像に勤行。後、面を被って装束に身をかためた二十五菩薩が娑婆堂に赴く。そのあと観音菩薩(すくい仏)、勢至菩薩(おがみ仏)、普賢菩薩と続く。帰りは観音菩薩を先頭に、蓮座に中将姫像を載せ、練りながら入堂します。国の無形民俗文化財指定
 
現在各地で行われているほとんどの練供養は、この當麻寺の練供養に根源を求めることができます。
 
※阿弥陀如来とともに来迎する「二十五菩薩」とは、観世音、勢至、薬王、薬上、普賢、法自在王、獅子吼、陀羅尼、虚空蔵、徳蔵、宝蔵、金光蔵、金剛蔵、光明王、山海慧、華厳王、衆宝王、月光王、日照王、三昧王、定自在王、大自在王、白象王、大威徳王、無辺身の各菩薩です。

※※中将姫伝説※※
中将姫は、奈良時代の右大臣藤原豊成公の娘で、幼くして母を失い、継母に育てられました。しかし、継母から嫌われ、ひばり山に捨てられてしまいました。
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その後、父と再会し一度は都に戻りましたが、姫の願いにより当麻寺に入り、称讃浄土経の一千巻の写経を達成し、十七歳で中将法如として仏門に入り曼荼羅(諸仏の悟りの境地を描いた絵図)を織ることを決意し、百駄の蓮茎を集めて蓮糸を繰り、これを井戸に浸すと糸は五色に染まりました。

そしてその蓮糸を、一夜にして一丈五尺(約4m四方)もの蓮糸曼荼羅を織り上げました。姫が二十九歳の春、雲間から一丈の光明とともに、阿弥陀如来を始めとする二十五菩薩が来迎され、姫は、西方極楽浄土へ向かわれたと伝えられています。

当麻寺
◇奈良県葛城市當麻1263
◇当麻寺HP:
http://www.taimadera.org/

◇◇◇◇編集後記◇◇◇◇
当麻寺といえば「中将姫さまのおはなし」が有名です。義母を恨まずに写経を続けることで、仏心に目覚めるといった物語です。現代社会でも通じる
リアリティーがあります。
中将姫伝説は、いつの時代でも、人間の浅はかな行動に警鐘をならしているのでしょう。
ともあれ、読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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八木宏之プロフィール
セントラル総合研究所・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所
代表取締役社長

連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきました。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)など多く出版。平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録しました。
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