二十四節気は1年を24の節に分け、節気ごとに命名して気候の変化、推移を知り、社会や生活の中で季節感を役立てるものです。

6月5日めっけ犬伝説の「鶴岡、大山犬祭」です。

■6月5日「鶴岡、大山犬祭」です。■
180528_35.jpg大山犬祭」は、庄内三大まつりの一つで、その昔、椙尾神社の裏山に棲む化け物(ムジナ)を退治した「めっけ犬」に由来する祭りで、300年の歴史があり、「からぐり山車」が繰り出すことで有名です。
 
椙尾神社:すぎのおじんじゃ」は、古伝によれば、最初積羽八重事代主と天津羽々命を祭神とし、尾浦城主武藤の創建と伝わります。主祭神の「事代主命」は、国土の開発、酒造、漁業の神とされます。
 
大山城主・下次右エ門実秀より寄進された石鳥居「四足鳥居」は、県の有形文化財となっています。
 
130530_26.jpg◇◇めっけ犬伝説◇◇

椙尾神社の裏手に高館山があります。この山には昔、怪物が二匹住んでいました。日ごろ、怪物たちは村や里に降りてきては田畑や村を荒らします。怪物をなだめるには、祭りの時期に娘を生贄に差し出さなければなりません。毎年生贄の娘をかごに乗せて奉納した後は、村人は帰らなければならないのです。

ここを通りかかった旅の六部(山岳修験者)は、村人に生贄の謂れを聞きました。六部は怪物の正体を見極めてやろうと、椙尾神社に身を潜めていました。すると夜半を過ぎた頃に生臭い風が吹き、東と西から怪物が二匹現れたのです。怪物は大入道姿でそれぞれ東の坊、西の坊と呼んでいました。怪物は籠から娘を引きずり出し、真っ二つに切ってしまったのです。

120518_34.jpg怪物はずっと「丹波のめっけ犬にはこのことを聞かせるな」と口ずさんでいました。二匹の大入道は隠れいている六道に気づかず、娘の頭のほうを東の坊が持ち、西の坊は足の方を持って、「また来年会おう」と言葉を交わすと、消えてしまいました。

六部は「めっけ犬とは、この怪物たちにとって恐ろしい天敵に違いない」と思い、さっそく丹波に赴き、めっけ犬探しに出かけました。一年が過ぎ、ようやくめっけ犬を探し出して戻ってきた頃は、次の年の祭りの日だったのです。

六部は村の衆にこのことを話し、籠にはめっけ犬を入れておいたのです。怪物たちが籠を開けたとたん、籠からは勢い良くめっけ犬が飛び出して、怪物に飛びかかり、激しい死闘がくり広げられました。めっけ犬はとても奮戦して、二匹の大入道をかみ殺しましたが、怪物が倒れるのを見届けるように、めっけ犬も力尽きてしまいます。

翌朝、村人が神社に行ってみると、倒れているめっけ犬の傍らには、ムジナが二匹死んでいました。これはきっと裏山に住むムジナが、大入道に化けたものだろうと語り合いました。村人は、命を掛けて闘っためっけ犬にとても感謝し、神社にめっけ犬像を作って手厚く葬って、村の守護として祀ったのです。

椙尾神社
◇山形県鶴岡市馬町字宮ノ腰169
◇参考Web:http://www.dewatabi.com/syounai/turuoka/masao.html

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
これは各地に見られるムジナ退治伝説です。今年は村に熊が降りてきて田畑を荒らす被害が報道されています。いつの時代も田畑を荒らす動物は悪者です。
筆者敬白

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八木宏之プロフィール
セントラル総合研究所・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所
代表取締役社長

連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきました。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)など多く出版。平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録しました。
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