二十四節気は1年を24の節に分け、節気ごとに命名して気候の変化、推移を知り、社会や生活の中で季節感を役立てるものです。

6月14日「大阪、住吉大社 御田植神事」です。

■6月14日「大阪、住吉大社 御田植神事」です。■

kt14_07.jpg摂津国(せっつのくに)一の宮「住吉大社:すみよしたいしゃ」は、全国に約2300社余ある住吉神社の総本宮です。
 
御祭神は「底筒男命:そこつつのをのみこと」、「中筒男命:なかつつのをのみこと」、「表筒男命:うはつつのをのみこと」、「息長足姫命(神功皇后):おきながたらしひめのみこと」。神功皇后摂政11年(211)、この地に鎮斎したと伝わります。
 

120528_53.jpg

伊邪那岐命:いざなぎのみこと」は、火神の出産で亡くなった妻「伊邪那美命:いざなみのみこと」を追い、黄泉の国(死者の世界)に行きますが、妻を連れて戻ることは出来ず、地上へ帰ることになりました。そして、その身には穢れを受けてしまいました。その穢れを祓い清める為に、海に入って禊祓いをした時に生まれたのが、ここに祀られる祭神3柱です。
 
第14代仲哀天皇の妻「神功皇后」は、新羅に出兵する際、住吉大神の守護を受けました。新羅遠征では、大いに国内の平定が出来たため、住吉大神を祀り、自身も息長足姫命として祀られました。
 
創建は、実際の年代では、干支二運(120年)を繰り下げて5世紀初頭と推測されます。大和政権の玄関口「難波」に鎮座し、遣唐使を始め体陸との渡航を護る「海の神」として称えられてきました。
 
120528_54.jpg第一本宮から第三本宮まで縦に、第四本宮は第三本宮の横に並ぶ「縦並び」の建築配置は珍しく、住吉大社だけの配置です。あたかも大海原をゆく船団のように立ち並び、「三社の縦に進むは魚鱗の備え 一社のひらくは鶴翼の構えあり よって八陣の法をあらわす」とも言い伝えられています。
御本殿は、神社建築史上最古の様式の「住吉造り」。鳥居は貫の両端が柱から外に出ない「住吉鳥居」で、「角鳥居」とも呼ばれます。
御田植神事は、神功皇后が御田を作らせたのが始まりで、母なる大地に植付けられる苗には、穀霊が宿るものと考えられていました。音楽を奏で、歌を歌い、舞を演じるのは、田や苗に宿る穀霊の力を増すためです。五穀の豊穣を祈る儀式です。

植女や稚児らの行事に関わる人は、祓いを受け身を清め、行列を整えて御田へ向かいます。御神水を御田の四隅に注ぎ清め、早苗の授受が行われます。舞台では舞や踊りが繰り広げられます。
180603_16.jpg稲作の始まりとともに、「田んぼの神さま」を祭る田植え行事は、全国各地で行われています。なかでも、住吉大社御田植神事では、儀式を略することなく、当時と同じ格式を守り、華やかで盛大に執り行われ、重要無形民俗文化財に指定されています。

住吉大社
大阪市住吉区住吉2丁目9-98
◇南海本線「住吉大社駅」徒歩3分
◇阪神高速15号堺線「玉出」出口より
◇住吉大社Web:
http://www.sumiyoshitaisha.net/

◇◇◇◇編集後記◇◇◇◇
120528_55.jpg月14日に御田植神事です。暦の上では6月10日ごろが入梅でした。一部の地域に集中した雨が降るようです。お出かけの際には雨具の用意を忘れずになさって下さい。東日本大震災の平成23年住吉大社は、鎮座1800年記念大祭でした。住吉大社は神功皇后摂政11年辛卯歳(211)にこの住吉の地に鎮座以来、平成23年をもって1800年となります。記念大祭をご斎行し奉祝行事を執り行いました。

読者の皆様、季節の変わり目です。時節柄お体ご自愛専一の程
筆者敬白

 

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 6月14日「大阪、住吉大社 御田植神事」です。

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.kisetsunootayori.com/mt/mt-tb.cgi/212

コメントする

八木雲水プロフィール
セントラル総合研究所・八木宏之
八木雲水
開運占卦気学祐気方位鑑定

「淮南子」(紀元前170年ごろ編纂)を信奉、陰陽家五行説、古神道、納音、暦を観ながら時の政権の為政者、経営者、リーダーの悩みや向かうべき方向を示唆している。 平成6年、畿内にて陰陽道、道教、妙見信仰を教学、「空」の存在を認識し先人の英知を得る。為政者、経営者へ経世在民を指導、信条の「ともに歩む」を基本に、激変する社会環境でこれからの進むべき道しるべを標榜している。

平成21年首相直轄諮問会議「経済政策諮問会議」メンバー、政策立案にも携わり「中小企業金融円滑化法」立案にコメントする。経済書籍、小説など著書15冊以上を出版、42歳で透析患者、55歳で腎臓移手術以来リハビリの成果で健康的な生活が出来るまでに回復した。 令和2年武漢肺炎(新型コロナウイルス)の慢性既往症ある知人が家族にも看取られないまま悲惨な最期を迎えたと知り、一刻も早いコロナ禍の終焉を願っている。

≪宗旨、所属≫臨済宗雲水、町田宗鳳禅師に師事、天河弁財天社たたら講構成員、祐気採りの会斎主

2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30