二十四節気は1年を24の節に分け、節気ごとに命名して気候の変化、推移を知り、社会や生活の中で季節感を役立てるものです。

7月7日「奈良、吉野蛙とび」です。

■7月7日「奈良、吉野蛙とび」です。■
吉野山から大峯山山上ケ岳にかけての一帯は、古くは「金峯山:きんぷせん」と称する修験道の聖域でした。
0624_08.jpg7世紀後半、この金峯山に役行者(えんのぎょうじゃ)神変大菩薩が修行に入り、「本尊・金剛蔵王大権現」を得ました。この姿を桜に刻み、山上ケ岳(現:大峯山寺本堂)と、山麓の吉野山(現:金峯山寺蔵王堂)に祭祀したことが金峯山寺の開創と伝わります。

「蛙とび」とは、仏罰を受けた男がカエルの姿に変えられ、改心して人間の姿に戻るまで再現した行事です。
0624_09.jpg◇蛙飛び物語り◇
延久年間(1069頃)のこと、金峯山へ参詣する修験者の一行の中に、つねづね金峯山蔵王権現の修験道神力を侮った男がいました。
あるとき、この男が行者の精進や仏の力を侮辱する言葉をはいたら、突然、空一面まっ黒な雲につつまれ、男は一羽の大鷲に断崖絶壁に置き去りにされてしまったのです。

男は大声で助けを求めますが助けが来ません。怖くなり震えていると、そこに高僧が現われ、助ける為には改心しなければと咎めると、男は今までの侮った考えを改め改心を誓ったので、高層は法力で絶壁から降り易いようにと、男を蛙の姿に変えたところ無事に救われたのです。

助けられた蛙の姿の男を高層は蔵王堂につれて帰りました。それから吉野全山の僧が集まり読経し、最後には導師の授戒によって、無事に人間の姿に戻ったという「蛙飛び」伝説に基づいた行事です。

現在、金峯山寺の有名な行事として知られる、蛙が人間の姿にもどる形を再現して演じられる「蛙飛び行事」は、この伝説が起源といわれています。

0624_10.jpg

金峯山寺
◇奈良県吉野町吉野山
◇近鉄吉野線「吉野駅」ロープウェイ「吉野山駅」徒歩10分
◇公式Web
http://www.kinpusen.or.jp/

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
金峯山寺で7月7日に行われる「蛙飛び」は大青蛙を乗せた太鼓台が蔵王堂へ練り込み、法要の後、蛙飛びの作法が行われます。

Webには見物した人のコメントなどが多数掲載されていて、天気が良ければ観光には好い季節です。
これからが夏です。読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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八木宏之プロフィール
セントラル総合研究所・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所
代表取締役社長

連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきました。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)など多く出版。平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録しました。
著書の紹介はこちらから。

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