二十四節気は1年を24の節に分け、節気ごとに命名して気候の変化、推移を知り、社会や生活の中で季節感を役立てるものです。

12月31日「男鹿なまはげ」です。

■12月31日「男鹿なまはげ」です。■
121214_29.jpg秋田県西部の日本海に突き出た奇岩奇勝の景観をなす「男鹿半島:おがはんとう」は、、中国の秦時代の方士「徐福:じょふく」が目指した蓬莱山(ほうらいさん)であったと伝わります。
 
蓬莱(ほうらい)=古代中国で東の海上にある「仙人の住む山」のこと。
 
古代は神祇信仰も深く、高僧名僧の巡錫伝承もあり、男鹿三山のうち、真山(しんざん)・本山(ほんざん)は修験道の霊場としても栄えました。半島の全域といってよいほど十王堂(じゅうおうどう)の存在が確認され、その宗教的環境は豊かです。男鹿の人々は、「なまはげ」を一種の神様と考えてきました。
 
この独特な神様の姿は、実は、中国漢の時代に不老不死の薬草を求めてやって来た「武帝:ぶてい」。
武帝は白鹿に乗り、五匹の蝙蝠(こうもり)に化した眉間(みけん)・逆頬(さかうら)・眼光(がんこう)・首人(くびと)・押領(おうりょう)の鬼達を従えて渡ってきました。
 
111226_20.jpg武帝は日ごろ鬼達を酷使していました。
そこで、1年のうち1日だけ村里に出て自由な振舞いを許しました。
鬼達は、悪態を尽くし、終いには娘をさらったりする始末。困り果てた村人は鬼達と賭けをすることにしました。
それは、一晩のうちに1000の石段を積むことで、鬼が勝てば毎年娘をさし出すというもの。
 
鬼達の積み上げる石段は、夜明け前には出来上がりそうになったので、慌てた村人たちは夜明けを告げる鶏の鳴き声を真似て、あわよく999段目で鬼を騙したのだとか...。
負けた鬼達は、悔しさに傍にあった千年杉を引き抜き、逆さまに地面に突き刺して山に戻ったという。その後、騙した鬼達の崇りを恐れ、年に一度、若者たちが鬼に扮して村を訪れ、村人は充分にもてなして山に帰ってもらうのだそうです。
 
また、漂流して島の海岸に辿り着いた異国人を「なまはげ」としたのだとか。大兵肥満で紅毛碧眼の異邦人は、村人にとってまさに「なまはげ」に見えたのでしょう。
 
大晦日の晩、男鹿各地では「なまはげ」の奇声が聞こえてきます。神の遣い「なまはげ」が深く降り積もった雪を踏み締め、「ウオー!ウオー!」という雄叫びを上げながら山から降りて来るのです。
 
お面を被り、二匹一組となって家々を練り歩く「なまはげ」。事前に家の主人になまはげを家に入れても良いか否かを確認します。家に上がり、シコを7回踏み、「ナマケモノの匂いがする」「ナマケモノはいないか!」などと、荒荒しい奇声を上げて畳を強く踏みしめながら家の中を歩き回ります。


◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
秋田県では毎年暮れになると「なまはげ」の話題です。発祥は異説があるにせよ屈強な外国人を見たのでしょう。
言葉が通じないだけ「ウオー!ウオー!」と聞こえたのかもかもしれません。
近年では子供の成長を祝う祭礼になりつつある「なまはげ」でます。神事も時代と供に形を変えるのでしょう。

明日は新年、新しい試みにチャレンジしてみるいいタイミングです。皆様にとって今年1年遣り残しはありませんか?
来年こそはと決意を硬くしてして新年を迎えましょう。
筆者敬白

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八木宏之プロフィール
セントラル総合研究所・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所
代表取締役社長

連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきました。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)など多く出版。平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録しました。
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